虐めについて学校危機への対処とアメリカの実情

アメリカの子ども達

虐める側・いじめられる側。いつか逆転するかもしれない両者が自分の言い分を相手に言い合い、多くの人の前で自分の意見を言い、相手の意見も聞く。そして怒りをきちんと感じることが大事。それを暴力行動に結びつけるのではなく、お互いに尊重し、効果的な問題解決を探る。その後怒りをコントロールするという学びを系統化されたプログラムにより、学んでいるアメリカの子ども達。幼い頃から問題解決方法を子供たちに考えさせる。
1.安全か
2.公平か
3.感情はどうか
4.効果的か
5.解決方法が有効か
私たちの生活の中にこの様な考え方をしたことはあったのか。この違いは何なのか。これでは大人になっての物の見方や考え方の対処の仕方に差が出て当たり前ですよね。

カウンセリングの場でも、大学生でかなり優秀だと思える人が、情緒的な発達とか判断力とかいう面では、かなり幼い場合もあるということをカウンセラーとしては心得ている必要があると思います。

日本の教育の例

考えてみるとその本人は今まで勉強だけをして、いい大学に入ったらいい子だという風潮を日本の社会が作った。そしてある時期に、「もう大学生なんだから自分で決めなさい」と。それは無理なことですよね。
この中学生の様な顔をしている人を大学生まで育て上げなければならないという気持ちで接する事が大切だと思います。そういう気持ちで会っていると割と早くに回復していく可能性が高い。相手の言っている事を真摯な態度で受けてじっくり話を聞くと話始めます。
ある程度まで話を聞くと、自分がいかに子供であるかということに気づき始め、今迄は受験勉強ばかりしていたわけだから、これからは受験勉強ではない方の勉強をしなければならないという気持ちになります。もしそれで落ち込んだとしても、私達カウンセラーが事情を理解し、話をよく聞かせてもらっていると、だんだんと乗り切っていきます。